今年度の総代会組内寺院巡拝は中央部の担当で、昨年10月2日に矢野町長泉寺、白枝町真宗寺そして願楽寺の三ヶ寺に参拝しました。当日はあいにくの雨となりましたが、41名の参加がありました。

総代会組内寺院巡拝
総代会組内寺院巡拝

最初の巡拝寺院長泉寺では、開会行事に続き勤行、そしてお寺の縁起を住職様から聞くことができました。その中で私が感銘をうけたのは、境内の鐘楼(夢ざとしの梵鐘)の謂れでした。

「この梵鐘は京都から長楽寺へ輸送の途中、播州舞子の沖で舟もろとも海底に沈んだ。その後、播州と松江両藩の殿様の夢枕に『早く鐘を引き上げて長泉寺へ届けよ』とのお告げがあり、両藩の協力により無事に長泉寺に納められた」というお話を聞き、改めて山門前の縁起を拝見したことでした。

続いて真宗寺、願楽寺に参拝し、法話や日頃聞くことの出来ない寺院の沿革、地域社会での関わり、門信徒の活動教化、そして他宗派等との関わりなど、各寺院それぞれ特色ある活動を聞くことにより、実りのある時間を持つことができました。

参拝寺院の住職様をはじめ、前々からの準備、当日の進行等にご協力頂きました総代、ご門徒の皆様には心より感謝申し上げます。 

合掌

中央部 西楽寺門徒総代 古川 精次

総代会組内寺院巡拝(平成29年10月)